IT業界の発展を支えているエンジニアはいつも新しい技術を活用して新規なシステムを取り扱っている。
結婚や育児など、様々な家庭の事情で数ヶ月から数年のブランクを作ってしまうという場合があるだろう。
そのブランクがあったために仕事に追いつけなくなってしまうリスクが高いのはエンジニアの特徴である。
わずか数ヶ月であればギャップに驚かされることは少ないものの、年単位のブランクができてしまうと新しくスキルを磨き直さなければ現場に戻れないことも稀ではない。
たった1つの技術が世の中に生まれ、急速に広まったことで市場が大きく変化したケースは数多い。
パソコン、携帯電話、スマートフォンといったデバイスの開発の影響は特に大きいだろう。
技術的な進展が急速に進行していることを念頭に置いて、現場をある程度の期間は離れなければならないというときには常にスキルを磨き続ける必要があるのがエンジニアなのである。
だが、必ずしも同じ現場に戻ろうと考える必要はなく、新しい現場で活躍することを計画しても良いだろう。
ギャップを埋めるためにスキルを獲得していくという考え方も良いが、どうせギャップができてしまうのなら新しい興味の方向性を考えてみるというのも賢い考え方だ。
一度現場を離れるとIT業界を全体として客観的に見つめることができるため、これから台頭してくる分野がどこかを冷静に判断できることもある。
それを確認した上でスキルを磨いていけばブランク後も活躍できるだろう。